2015年10月1日木曜日

Mozart Konzert nr.4

先月9月22日(火)にアンサンブル・ディマンシュとモーツァルトのヴァイオリン協奏曲を共演させて頂きました。毎回、もうこれで終わりだろう、と思いながら迎えた5度目(ブルッフ、ヴュータン4番、モーツァルト:コンチェルタンテ、チャイコフスキー・・・)のコンチェルト共演だったわけですが、今回のモーツァルトに込めた想いは今までと少し違いました。モーツァルトといえば、オーケストラの試験やコンクールの課題曲の代表といっても過言ではございません。それ故に、私の中では音楽そのものの魅力が色褪せていました。でも、初めてカデンツァを自分で作曲し、リンツのサマーコースでは超一流の指導者と若き先鋭たちに混じってレッスンを受講して、というような過程を経て、少なくとも本番は緊張しながらも愉しむという一番大事だけどなかなか私には難しい一線を超える事が出来たように思います。エリック氏のレッスンでは先生の音楽がまさに答えというような輝きのある演奏をちょちょちょっと聴かせて下さり、トーマス氏は楽器を鳴らす自由自在の動きを教えるレッスンでした。五弦ヴィオラによる迫力のアルペジオーネソナタを聴けたことや毎朝のチ・ゴン(体操)は三十路にフレッシュな風を吹き込んでくれました。


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