音楽高校に入学してすぐに始まったオーケストラの授業。
音楽科といっても、ヴィオラの専科がまだ無いので、ヴァイオリンの生徒がヴィオラパートを担当する。
私は、いきなりヴィオラに抜擢された。
一回目の授業は、音階練習くらいから始めるだろうと思っていたら、当然のごとくチャイコフスキーの交響曲「悲愴」がスタート!!!
とりあえずヴィオラを構え、そのまま微動だにせず、何処を先輩たちが弾いているのかもわからないまま一時間が過ぎた・・・。
チャイコの悲愴を聴くと、この思い出が蘇ります。
11月29日のニューシティーの定期演奏会は悲愴がメインプログラムでした。
とても心に染みる音楽で、特にヴィオラパートはおいしいメロディーがいっぱいあるなぁと、今になって思います。
高校生の頃は、放課後にオーケストラの授業が弦と管の生徒のみ必修でありました。
振り向き様にフィガロの序曲を振る奇抜な指揮のM先生に、ささやかな反発をしていたり・・・、オケよりソロでしょみたいな生意気な事を口走ったり(ごめんなさい!)・・・、どちらも若気の至りです。
でも、結局は高校のオーケストラは楽しくて、勿論プロと違って時間をかける場所が違ったけれど(一人ずつ難しいパッセージを弾かされたり)、でも、荒削りでも、音楽が生き生きとしていたと思う。
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