昨年の4月、友人が出産のため代わりに私がコンミスをさせて頂いたアマチュアオーケストラがモデルになっている映画「オケ老人」が11月11日に全国ロードショーにて公開になるとのこと!主演は杏さん!!
実はこのモデルになったアマオケでコンミスを務めると、ある事が起こるというジンクスがあるのだが、それについてはまた今度、、、。
2016年7月28日木曜日
2016年7月23日土曜日
2016年7月20日水曜日
複合姓
演奏家はわりと高い確立で結婚してからも旧姓を名乗っている人が多いように感じます。
私は芸名ならびに本名もそのまま。つまり別姓でした。ついこの前まで。
何故なら、イタリアで式を挙げたときに向こうの法律に従ってその後の手続きを進めたから。そうなのです、イタリアでは夫婦別姓が現在は普通で、それが男女同権のシンボルの一つでもあるそうです。しかし、此処日本では結婚後は夫婦同姓が一般的ですね。そのため、やはり色々な場面で、例えば銀行で、あるいは夫婦同伴の席で別姓だと不便な事があります。かといって、主人の姓に改名したとしても、例えば老後にイタリアに移り住んだらどうなる?妻が旦那の姓を取り入れる複合性のみ認められているので、もしも私が旧姓を日本側の法律にのっとってまるっきりなくしてしまったら、向こうに行ったら行ったで、また不思議な目で見られるわけであります。
なので、一念発起をして、どちらの国においてもまぁ妥当であろうという複合性を取得すべく頑張りました。
初めに家庭裁判所へ申し立てをしなければならないので、インターネットで資料をダウンロード。資料を作成して、家裁へ出向き、現地で収入印紙を購入→提出。事件番号(!)を付けられ、後日通知が来るまでひたすら待つ。
私の場合は、ある日書記官から電話がかかってきて、イタリアの憲法・民法についての詳細や、イタリア人と結婚した日本人で複合姓を実際に名乗っている人の実例が載っている資料を用意するように指示を頂きました。なので、再度資料を用意して送付。しかし、まだ不十分だったようで再び電話が来ました。こちらも精一杯やっているつもりなのに、なっかなか審査にまでこぎつけれないジレンマで、書記官の方に電話口であたってしまったのは今思えば申し訳なかったです、、、。そして、今度はイタリアの憲法・民法の本のコピー(当然のことながら対訳もつけなくてはなりません)と、どのような流れで現在はイタリアでは現在夫婦別姓になったのか等を記したレポート的な資料を提出。その後、ようやく出廷通知が来ました。
当日家裁へ出向いてみると、書記官は電話では男性だったのに優しそうな女性に変わっていました。あれれ?これはもしかしたら前回の電話でこれは面倒な人で担当を変わりたいと言われたのかも、、、と思ってしまいました。裁判官はさすが威厳たっぷりの女性で、理路整然と物事を述べられる。「貴方がどのような法的不利益を、現在受けているのか説明して下さい。」と言われ、述べたところ「それは全て社会問題ですから該当致しません。」とピシャリ!!日本人のアイデンティティがどうちゃらこうちゃらとか、白い目で見られて困るというような事を言っても敵う相手ではなく、むしろ素直に本音と本当の事を言ったら、あっさりと認めてもらえる雰囲気になりました。
約1週間後に結果通知が来て、有り難い事にこの度の申し立ては受理されました。でもまだ終わりではなく、その審判結果を確定するためにサインした書類を返送をして、さらに家裁から書類が2週間後くらいに届いたら、それを持って市役所へ行って届け出を出してようやく完了〜♬
トータルで約3ヶ月半かかりました。
非常に長い名字になってしまったので、良い事ばかりではありませんが、取り敢えずやり遂げました。
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